印象的なデザインのヘッドストックはコンパクトかつ機能的に設計されています。弦はブリッジサドルからナットを通してペグポストまでほぼ直線で張られることで高いチューニングの安定性とロスの少ない弦振動を実現しています。
チューナーには基本仕様としてSchallerかSuparzelのロッキングチューナーを採用しています。
アール・デコ的な趣も感じさせるヘッドストック表の付板は通常はボディー材と同じ材を使っていますが、ボディー材とは異なる材もフィニッシュと合わせて指定していただけます。


FHGでは快適な演奏性から、コンパウンド・ラディウス指板(円錐指板)を採用しています。
ロー・ポジションのRは小さいので、ネックを握りこむフォームでもスムーズなコードワークが可能で、ハイ・ポジションはRが大きいので、低い弦高でのチョーキング詰まりは回避できます。
また、フレット溝は指板両端には入っておらず、フレットの足も両端を切っています。
これによってフレット・ポジションのスムーズな移動を可能にし、フレット飛び出しのトラブルをなくしました。

アバロン、マザーオブパール、石材や木材を使った、指板やボディーへのインレイワークも得意としています。
シンプルなロゴやシンボルマークから複雑な絵柄も可能です。お客様の下書きをもとにデザインをご相談することもできます。
カスタム・インレイは楽器をよりパーソナルな物とすることでしょう。
トラディショナルなエレキギターのデザインを踏みつつ、FrankHartungGuitarsのルックスの大きな特徴となっているのがFlow Carvingデザインのボディーです。
2002年の工房設立時より一貫して採用し、FHGのトレードマークとも言えるデザインです。ボディーウエストへのコンターラインがボディー表面へと切り込む立体的な美しさを持っています。
また、このデザインは倍音豊かなトーンを生むために充分なボディートップの厚みを保ちながら、取り回しやすい重量とすることに貢献しています。ボディーバックにもなだらかなウエストコンターがつけられており、楽器を抱えたときのフィット感に優れています。
FHGでは軽量かつ音響特性に優れたアルミニウム・トラスロッドを採用しています。トラスロッドの調整口は指板最終フレット部の2本のネジを緩めて指板面の小さな木製パネルを外すとあらわれます。
この構造によって事故の際のネック破損部として多い、ナット周辺の強度を損なわず、また、より良好なウェイトバランスとなっています。
ピックアップにはHaussel、Kloppmann、BareKnuckle、Geroldといったハンドワウンドの物を使っています。
これらは全て、個々の楽器の仕様とユーザーのご希望をもとにFHGの指定で製作されます。
UTF(Under Top Fortification)ジョイントは主にボルトオン・ネック仕様のEnigmaモデルに採用している、FHGオリジナルのネックジョイント工法です。ネックエンド部はボディートップの下で、フロント&リアP.U,の間まで差し込まれてから特注のボルトとアンカーを用いてボディーと強固に接合されます。これにより、スルーネックのようなサステインのニュアンスとボルトオン・ネックならではのアタックの早さ、ハイポジションでの高い演奏性を備えています。
ネックはボディー内部の広い範囲でボディーと接触するため、ネック/ボディー材の組合せによるトーンはセットネックのモデルと異なったものになります。
もちろん、最良のトーンウッドを用いることはFHGの重要なパートです。
ブラジリアン・ローズウッドやホンデュラス・マホガニー、セドロを含む豊富な良材の在庫から楽器を作るだけでなく、常に最高の木材をハンドセレクトして適正な状態になるまでシーズニングしています。
FHGではラップアラウンド・ブリッジやチューン・O・マチック・ブリッジといった、固定式ブリッジを標準仕様としています。
チューン・O・マチック・ブリッジ仕様では製作者の考えるベストな音響特性と、弦/ボディー間の距離を縮めることによる操作性の向上から、ブリッジはボディートップに落としこみを作って設置しています。弦高調整はブリッジ両端の調整ネジで行います。
また、テールピースは使わず、弦は特製のステンレス製ストリングガイド介したボディー裏通しとしています。